マドリディスタでいるということ ~レアル・マドリードが好きだ。

僕はスペインのサッカーチーム、レアル・マドリード(以下レアル)の大ファンだ。
そんな人間のことを、マドリディスタと呼ぶ。


世界中にファンを持つ強豪ビッグクラブである、レアルだが、最近はいささか旗色が悪い。

強さは群を抜いている。
だが、さらに上を行くチームがいる。
そのチームは同じスペインのFCバルセロナ(以下バルサ)。
このチームが凄いのは、強いだけではなく美しいサッカーをするとこだ。
ゆえに世界中の多くのサッカーファンがバルサのサッカーに魅了されている。
それはマドリディスタの僕も例外ではない。
それぐらい、魅力的なサッカーを魅せてくれるチームが今のバルサである。
しかし、だからといって僕がマドリディスタをやめるかといえば、それは違う。
一度マドリディスタになってしまったら、そこから違うチームのファンになるなんてありえない。
たとえファンになったチームが、理想とするサッカーをしていなかったとしても。
チームのファンになるということは、つまりそういうことなのだ。
まして、最大のライバルチームであるバルサに目移りするなんてことはあり得ない。
阪神タイガースのファンが、読売ジャイアンツのファンに転向するなんてのがあり得ないのと同じように。
一度ファンになった以上は愛するチームの全てを引き受けるのである。
だからこそファンは、サポーターと呼ばれるのだ。
(時には批判も必要だけどね)

スペインの国内リーグでは現在レアルが首位で、2位がバルサである。
クラシコと呼ばれる直接対決の大一番が控えてるとはいえ、仮にレアルがその試合に負けても、他の試合に勝ち続ければ優勝である。
現状ではレアル有利だ。
しかし、たとえ優勝してもバルサに負けてしまえば、そんな優勝には何の意味もないことを多くのマドリディスタは感じている。モウリーニョ(レアルの監督)がどんなことを言ったところで、それは言い訳にしかならないだろう。
秋の試合でも敗れているのだ、次だけでも勝たないと。




サッカーの場合、明らかにチームによる経済格差があり、それがチームの戦力に大きな格差を生んでいる。
貧乏チームに素晴らしい選手がいても、貧乏チームはその選手を金持ちチームに売却する。
そしてそのお金(移籍金)を元手にチームの運営をする。
金持ちチームは莫大なお金で有望な選手を買い、チーム力を高め、またその選手のユニフォームを売ってチームを運営していく。
そのようにして、サッカー界は回っている。
野球の世界とはかなり違う。
また野球のようなドラフト制度もない。
だから貧乏な弱小チームは、石油王がオーナーになって潤沢な資金が手に入るようにでもならない限り、永遠に弱小チームのままだ。
それでも、そんな弱小チームを愛し応援し続けるファンの人たちがたくさんいる。
その一番の理由は、地元のチームだということだろう。
とはいえ地元にだって複数チームがある場合もある。
その時は別の要因が、ファンの人それぞれにあることだろう。

僕がレアルのファンになったのはもう10年以上も前のことだ。
フィーゴがレアルに移籍する前のシーズンだった。
チャンピオンズ・リーグで優勝したそのシーズン、チームにはまだレドンドがいた。
その時たまたまテレビで観た試合で、とても美しいパス交換を魅せられ、いたく興奮した。
それから僕はマドリディスタになったのである。
しばらくしてレアルは、資金力にものを言わせて、各チームのスーパースターを買いあさった。
ベッカムも来た。
だから、銀河系軍団などと呼ばれていた当時、レアルファンだというと、ミーハーのように思われて、ちょっと肩身が狭かった。
そして今、最大のライバルであるバルサが美しいサッカーで勝利をあげ続けてるうえ、モウリーニョの発言や一部選手のラフプレイなどで、完璧ヒール扱いのレアルである。
だから今もまた、マドリディスタとして肩身の狭い思いをしている。
しかしあえて言おう、レアルは、モウリーニョは、ヒールの役を引き受けているのである。7
だからこそ、世界中がこんなに盛り上がるのだ。
ヒールではあるが、今年のレアルは強い。
今月行われる天下分けものクラシコは空前の盛り上がりになるはずである。
テリー・ファンクにはブッチャーが必要だったように、美しい王者バルサには、悪徳モウリーニョが率いるレアルの存在は不可欠なのだ。




ブッチャーがそうであるように、モウリーニョはチャーミングである。
選手入場の際の音楽。
テリーの「スピニング・トーホールド」に比べ、ブッチャーはピンクフロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」(One Of These Days)というのがカッコ良すぎる。
メッシがゴールを決めた後の自然な喜びの表情より、C・ロナウドがゴールを決めた後に見せるちょっと偉そうで自信に満ちた笑顔の方がカッコイイ。
なにより、C・ロナウドはイケメンだ。
こういうのって、結構重要なこと。

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ただやっぱり、ペペはやりすぎ。

願わくば、真っ向勝負でクラシコを制し、優勝を手にするという理想的な結果を収めてほしいのが正直な気持ちである。

今の戦力なら十分可能だと思うのだが、どうだろうモウリーニョさんよ。

ヒールがカッコいいのは、最後に勝つからであって。
負けてしまえば、結局のところただの引き立て役である。
憎まれっ子世にはばかる、で行こうじゃないか!


サッカーショップ加茂





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この記事へのコメント

だいまつ
2012年04月07日 10:50
ども、名盤さん。

自分の場合は、マドリーが「下手な悪役」なんで怒り心頭という感じですね、、。
プロレス好きなら解ると思うのですが、悪役ほど実際「強くて上手く」ないと、務まらない。
下手な悪役だと、深刻な怪我を相手にさせてしまったりするもんです。それがちょっとね。
後、ファールも上手くやれってかんじです。実力差を見せつけられてS・ラモスがまともにメッシを蹴ったりすると、「あ~あ。」って感じ。

世の中のサッカーファンが求めている現在のマドリー像っていうのは、名盤さんにわかりやすく言うと、デトロイトピストンズの「BADBOYS」的な強さだと思うんです。
チャックデイリーをマドリーの監督にしたらどうですかね?(もう死んでる、、)
あれだけ荒くやったら、最後には勝てよ!って思うのですが、負けてるんでフォローのしようもない、、。

後、審判のせいにしたりね。BADBOYSが審判のせいにするか!ってんですよ。
素直に罰金を払う。それでいいじゃないですか。(イエローカードには素直に従う)

後、厳しいデフェンスでボールを奪うBADBOYS的なのは実はバルサで、メッシのゴールの目眩ましで善玉になっていますが、バルサの本質は囲ってのボール奪取。世間は華麗なサッカーと言っていますが、実際は過酷なフットボールですよ。

2012年04月07日 20:14
>だいまつさん

バルサファンから何を言われようと、応援し続ける。
それがサポーターというもの。
自分の家族が犯罪を犯したからといって切り捨てないのと同じ。
ただ、身内に対して怒ることも時には必要。
次のクラシコの結果次第では、世界中でそのようなことが起こる可能性も。

僕はやっぱりモウリーニョはすごいと思う、色んな意味で。
cere
2012年04月11日 18:41
名盤さん、お久しぶりです。

名盤さんのヒール論に激しく同感です。ですがだいまつさんの言うようにピストンズに比べてヒールが下手です。僕はヒールが好きなひねくれ者なので(ミーハーに思われるのが嫌いなので・・・)レアルにはヒールを極めてほしいです。

問題のぺぺはロドマンみたいに上手く激しいディフェンスを習得して、メッシを止めるべきです。

モウリーニョは応援してるチームの監督になれば惚れますね間違いなく。
2012年04月12日 00:00
>cereさん

賛同ありがとうございます。
最近めっきり肩身が狭くなってしまって辛いです。。
センターバック、ペペじゃなくて、ラモスとリカルド・カルバーリョのコンビはどうかなと思ってます。
そしてボランチは、アロンソとエジル。
しないでしょうね、モウリーニョ。
でも打ち合ってほしい。
もうそれしか勝機はないように思います。

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