桑田佳祐『MUSICMAN』

いつもながら、というよりいつも以上にプロモーションが目立つというか、発売前から盛り上げっていたように感じていたのだが気のせいだろうか?

音楽雑誌のレビューなども僕の見た限り絶賛の嵐だ。
いつもこんなんだったっけ?
なんかいつもと違う気がする。
病気からの復活が、プロモーションの材料として機能した結果じゃないだろうかと思ってしまう。
こんなことを思う僕は不謹慎で冷たい奴なんだろうか??


サザンの時からずっと桑田佳祐の音楽をこよなく愛してきた僕としては、そのような

つまり、病気になったことで桑田佳祐の音楽に対する接し方が変化したりするのは、絶対に嫌なのだ!

それは桑田佳祐の音楽に対する冒涜である。
そんなことを、僕は認めたくない。
そして、そのような空気を感じるのも嫌なのだ。

分かってもらえるだろうか!?


まぁそれは置いとき、ソロ作としては9年ぶり、サザンから数えても5年ぶりとなる待望のオリジナル・アルバム。
ワクワクしながら、聴いてみた。

MUSICMAN(通常盤)MUSICMAN(通常盤)
桑田佳祐

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意外性などはない、いかにも桑田佳祐的なアルバムだった。
それもとても素晴らしい、素敵なアルバム。
ファンならみんな知ってる桑田佳祐の魅力がびっしりと詰まったアルバムだ。

また、ロッキングオンJAPANの3月号のインタビューで話していた、

「ロック的フォルムとか、よくできた音楽的なフォルムは、僕にはあんまり似合わないと思ったんですよ。やっぱり歌謡的なエクスタシーを僕は追及したいなあというか、そこに行かないともう耐えられないと思って」

ということを体現したアルバムだなぁ、と思った(僕的には、ロック的フォルムの桑田作品にまだ期待している)。


僕が特に好きなのは、先行シングルでも発表されていた「本当は怖い愛とロマンス」と紅白で歌った「それ行けベイビー!!」。

「本当は怖い愛とロマンス」は最初シングルで聴いた時、メロディや歌詞は大好きだったが、なんかアレンジが安直に思えた。
でもアルバムの流れの中で聴くと、全くそういう風には感じなくなっていた。
シングルと若干バージョンが変っているようだが、そのせい?
とにかく最高のポップチューンといえる一曲。

「それ行けベイビー!!」は、紅白で歌われたエレキギターによる弾き語りナンバー。

涙の雨はもう止んだ
時間がわずかにまた動いた
鏡に映る臆病な眼で未来を探せ

命をありがとネ

     「それ行けベイビー!!」 作詞:桑田佳祐



などの歌詞は、大きな病気を経験したことから生まれてきたんだなぁ
と紅白を観た時思った。
しかし何とこの曲、レコーディングに入って最初に歌入れした曲で、病気が発覚する前に作られた歌だとのこと。
う~ん。
病気になったことで桑田佳祐の音楽に対する接し方が、変ったつもりはないが、完全に思い違いだったようだ。

全17曲に及ぶ大作POPアルバム。
若い人のも聴いてほしいけど、まずはサザン世代の人全域にオススメ。
日本的なものをモチーフにした、ジャケットのデザインもいい。


初回盤についているDVD中のインタビューでは、ライヴすることを意識して作ったとも話している。
なので、体調の様子をみて、またツアーも開始されるだろう。
とても楽しみだ。


しかしちょっと一言。

DVD付き限定盤の4500円はちょっと高い。
通常盤も3300円と、これまたちょっぴり高い。

それより何より、限定盤についているBOOK。
文字が小さすぎる!
ファンの年齢層はよく分かってるでしょうに!!(やや怒)


でも、この内容なので許しとく。

価格以上に価値ありの名盤でございます。




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