デヴィッド・ボウイ

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スパースターと呼ばれる人たちには、いくつもの名盤を世に送り出している者がいる。デヴィッド・ボウイもその一人だ。
特に『ジギースターダスト』『ヒーローズ』『ロウ』等は、ロック史に残る傑作として大きな人気を得ている。今回採り上げるのは、これまた傑作の呼び声高い、1980年発売のアルバム『スケアリー・モンスターズ』。
僕が個人的に最も好きな、ボウイのアルバムがこれだ。これは、カルトシーンのスターだった彼の最後の作品としても有名。やがて、あの『レッツ・ダンス』が発売され、世界的大ヒットとなり、デヴィッド・ボウイはポップシーンのスーパースターへと変身する。多くの信者に、失望を与える代償として。
よって、ひとくちにボウイ・ファンといっても、『レッツ・ダンス』以前と以降では、全く異なった人種が存在することになる。『レッツ・ダンス』も悪くはないが、それ以前の作品と比べると、確かに大きな何かが欠落している。

で、『スケアリー・モンスターズ』である。

とても印象的な、女性による日本語ヴォーカルがフィーチャーされる1曲目の「イッツ・ノー・ゲーム」。日本通であるデヴィッド・ボウイならではのアイデアだ。そしてヒット曲「アッシュズ・トゥ・アッシュズ」。初期のヒット曲「スペース・オディティー」の続編ともいえるこの曲。セットで聴くと、さらに魅力的である。ロバート・フリップのギターによる、このアルバムへの貢献度も見過ごせない。魅惑の一枚である。しかも、とてもポップな内容だと思う。名前ほどには、売れてないデヴィッド・ボウイだが、最初の一枚としては、いいのではないかと思うので、『レッツ・ダンス』以外はよく知らないという方はぜひ。

ただしデヴィッド・ボウイという人は、カメレオンみたいな人で、アルバム毎に全く違うものを作り出してしまいます。(それが大きな魅力のひとつでもありますが)多分音楽的ポリシーみたいなものは無いんでしょう。だから、いろいろ聴いてみるのが一番だとは思います、本当は。


スケアリー・モンスターズ
スケアリー・モンスターズ

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