ザ・ラカンターズ 『Help Us Stranger』

”ロックは死んだ”
使い古された感もあるこのフレーズだが、さすがに最近は、この文言にそうかもとうなずいてしまいそうになる。
少なくともヒットチャートを見たなら、そう考えても全く不思議でないと思う。

ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンが中心となるラカンターズが、実に11年ぶりとなるニューアルバムを6月にリリースした。

過剰で歪なジャック・ホワイトだが、ホワイト・ストライプスやソロ作と比べると、ラカンターズは比較的整っている。
バンドのもう一人の中心人物、ブレンダン・ベンソンの存在がその理由だろう。
以前の作品は、今作よりさらにブレンダン・ベンソン寄りの内容だった。
つまり今作はよりジャック・ホワイト色が濃くなっていると思うのだ。
その結果、『Help Us Stranger』は、クラシカルかつモダンでありながら、逸脱した破壊力を放ってくれる。



音楽の話を誰かとしていても決まって、ポップ・フィールドやR&B/HipHopやエレクトロニカ的要素なものの作品の話になり、最近はロックがな~、なんて流れになる。
最近も、タイラー・ザ・クリエイターやフライング・ロータス、チャンス・ザ・ラッパーの新作が最高に素晴らしかった。
もうすぐリリースされるテイラー・スウィフトの新作も期待大である。
それに比べロックは。
僕がたどり着けてないだけなのかもしれない。
だが、頑張って探さないと出会えないなんて、少なくともシーンとして活況とは言えない。
今ロックはそういう状況にある。
だから、と言えばいいのか分からないけど、僕は今もなおストーンズやU2やブルース・スプリングスティーン(新作良かった!)に夢中だ。

なんだかな~

そんな僕の気持ちを奮い立たせ熱くしてくれたのだ、
ラカンターズのこの新作が。
カッコよく、パワフルで、スリリングな破壊力抜群のアルバム。
久々にロックな作品に身体が燃えた。

この曲ムッチャかっこいい!




HELP US STRANGER
HELP US STRANGER
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この曲がこれまた最高!



畳みかけるようなヘヴィなサウンドとヴォーカル。
クラシカルな意匠だが、その躍動感は今の時代に埋もれることはない。


ホワイト・ストライプス解散後も、ジャック・ホワイトは今なおロックの救世主だと思う。

もう数人救世主が欲しいな。
ロックが死なないために。

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