クラシック・ロック

“クラシック・ロック”という言葉がある。
ロックの古典、と言った意味で使われることが多いのだと思う。
ビートルズやストーンズ、ジミヘン、ドアーズ、レッド・ツェッペリンなどなど。
クイーンなんかもそのカテゴリーとして扱われたりもしている。
ストーンズなんていまだ現役で精力的にワールドツアーを行っているにも関わらず。
確かにオリジナル・アルバムは2005年以降発表されていないが、来年には新作のレコーディングが噂されているし、ギタリストのキース・リチャーズは先頃現役バリバリの素晴らしいロックンロールを聴かせてくれる最高のニュー・アルバムを発表したばかりである。
なのに古典扱いはいかがなものかと。。

基本的に音楽をカテゴライズすることにはあまり意味はないのだが、商売上はカテゴライズというのはかなり有効である。
そして、こと商売ということから見るとクラシック・ロックは、ファン層の年齢が高いため、海外の様子は正確には分からないが、日本においては購買層のの収入が若い年代の人たちと比べ多い。
なので市場としては魅力的であり、それを見越してか広義のクラシック・ロックにカテゴライズされているアーティストの多くは、やれリマスターだ、未発表音源収録だ、蔵出しライヴ映像だ、などといって過去の遺産を最新テクノロジーで商品化して一粒で二度美味しい!的な商売でその財産をさらに増大させている。
この商売にもっとも精力的なのはローリング・ストーンズである。
正確にはミック・ジャガーなのかもしれないが。
公式のアーカイブサイトを開設し、蔵出しライヴ音源をネット販売したり、From The Vault(倉庫)というシリーズで過去のライヴ映像を次々とリリースしたりと。
しかもファンはそれを苦々しく思うなんてことは一切なく、喜々としてそれらの商品を購入する。
だってよ、良いんだよ、とっても良いんだよ内容が。
それらの音源を聴いて、映像を観て、身も心も動くのだ、仕方がない。

最近はFrom The Vault シリーズから、1990年の初来日となった東京ドームでのライヴ(もちろん行きました)映像作品をリリース。




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そしてまたすぐ、11月には1982年のイギリスでのライヴ映像作品をリリースする。
これは今まであまり外に出てなかったものなので、とても楽しみである。

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ポール・マッカートニーは1980年代の2作品を、アーカイヴ・コレクションとしてリリース。
もちろん、未発表音源や、映像も付いている。






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ブルース・スプリングスティーンも1980年発売の2枚組の人気アルバム『ザ・リバー』の35周年を記念したボックス・セットも12月に発売する。
未発表音源や、ライヴ映像、リハーサル映像などを収録した、ファンにはたまらない超豪華盤だ。
もちろん僕は買い!
ストーンズに続いてスプリングスティーンよ、あなたもか!?
こうやって、なけなしの金がどんどん吸い込まれていく。
こうやってお金持ちはよりお金持ちはに、そうでない者は、いつまでたってもそうでないまま。
いいのだ、それほど大きない額(けして小さくはない!!)のお金で心の豊かさを保てるのだから。

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これら採りあげた3アーティストは、クラシック・ロックといえるけれど、今もバリバリに世界的なツアーを行い、とてつもなく多くの観衆を集めている。
なのでクラシック・ロックというのもどうかなと思うが、彼らがロックのひな型であるのは間違いない。
その意味ではクラシック・ロックとしてリスペクトされるのは納得である。

去年ストーンズの来日公演を観に東京ドームに行ったが、さすがのグルーヴに心身ともにグッとくるものを感じた。
70歳????
なんなんだろう、ほんとこの人たちは。
クラシック・ロックでライヴというと、昔のヒット曲をただ昔のように演奏する(しかもそれは実際には昔の再現には程遠い出来)、懐メロ的なものが思い浮かぶ。
しかし、少なくともストーンズの場合は全然違う。
2010年代のグルーヴが、ちゃんとそこには存在しているのだ。
それはストーンズが何度も何度も時代ごとに自らのグルーヴを更新しているからか、そうではなくロックのグルーヴそのものがストーンズが生み出したものであり、それは今もなお更新されていないからなのか。
きっと答えはその両方なんだろうなと思う。
つまり、ジャンピン・ジャック・フラッシュでストーンズが生み出したグルーヴはいまだロックのグルーヴのひな型として君臨し、時代ごとにマイナーチェンジは繰り返されているものの、基本となるグルーヴは今もなお健在だということ。

というわけで、ストーンズ・フリークのストーンズ礼賛の記事でした。
ご清聴ありがとうございました。


最後に一言、
昔の音楽ばかりを聴いている人にはなりたくないと思っている。
いつまでもヒットチャートに敏感でいたいと思う。
昔のロックは素晴らしい!
だけど新しい才能には常に耳を傾けていたい。

そんな奴いるか?

いないなら、出会いたい。
なので新しい音を聴き続けたいと思う!!

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この記事へのコメント

仮面ライダー
2015年10月18日 20:08
名盤さん
ご無沙汰です。いつも見てますよ。
コメントは久し振りです。

僕もいつでも最新の音楽に耳を傾けてますが、どうしても90年代の日英のバンドブーム、ブリットポップに敵うものがなくて…。それは年を重ねて感受性の問題なのか分かりませんが。サカナクションやくるり、吉井和哉と最新シングルが最高のバンドもいますが、やはりオアシス、エレカシも個人的にはココロに花を、イエモンSICKSを超える衝撃に出会えません。探してるんですけどねー。

ミスチルも新作良かったですけど、うーん、スーパースター現れてほしいですね★
2015年10月18日 23:59
温故知新で新しい音はそれなりに求めてます
ただ合わないもの慣れようとせずすぐに切りますが
米津玄師の新作は今年指折りの名作だと思いました
クリープハイプもがんばってます
OGRE YOU ASSHOLEとGRAPEVINEとPlastic Treeも最近すごく冴えてます
洋楽に関しては豪州インディかパプアのレゲエ・ポップスに潜ってますね
前衛的でかつオルタナ系寄りの音が好きなのは変わりませんね
何か聞きたいけど何もないみたいなときは結局The VinesかGeorge Telekを流してしまいますが

古いバンドは最近はAsia,Cold Chisel,Yes,Manfred Mann's Earth Band辺りをよく聴きますあとSteve Howeのソロも
Asiaに関してはブート屋に寄ってしまったり
日本では布袋寅泰と吉川晃司が面白いです

感性の変化ってわかりますね
最近すごくドライになったのかブルーハーツがダメになってしまいました
バンプやアジカンも同様です
逆にオレンジレンジがどんどん好きになったり自分も変わってるのだなと
るーさ
2015年10月19日 15:33
貧乏なんで STICKY FINGERSの未発表曲盤も買ってないですw
キースのも海外盤が安く 注文して3週間くらいかかりますw
そのかわり YOUTUBEで高音質のブートライブとかアウトテイクスが聴き放題なんだよな 
昔こんなのが聴きたかったってのが無料なんだから嬉しいんですが 
以下 youtubeのストーンズおすすめ
Stones - Alternate Takes And Demos (1968-1969)
Rolling Stones - L.A. Friday (1975 American Tour)
2015年10月20日 23:32
仮面ライダーさん

確かにほんとうに凄いアーティストって最近は出会えてないな~、と僕も思ってます。
特にロック・シーンは。
僕的にはジャック・ホワイトが最後ですねぇ。
ヒップ・ホップだとケンドリック・ラマーなんかはとても凄いなぁと感じています。
2015年10月20日 23:36
akakadさん

完成の変化実は僕も感じています。
それほど大きくはないのですが、少し変化してきてるように思えます。
米津玄師の新作はとても評判良いみたいですね。
僕はこれまでの作品はあまりピンときてないのですが、あまりに評判が良いので、今度のアルバムも聴いてみたいと思ってます。
2015年10月20日 23:41
るーささん

確かにブートの名盤と言われるようなものがYOUTUBEで聴けたりするのは便利ですよね。
僕もたまにYOUTUBEでブート音源を漁ったりします。

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