ローリング・ストーンズ『スウィート・サマー・サン』

今年の夏に、ロンドンはハイドパークで行われた、ローリング・ストーンズのライヴがDVDとブルーレイで発売された。
もちろん早速購入。
これがたまらなく良いのだ。
正直予想を超える出来栄えである。





冒頭キースの語りで作品は始まる。
観客が映し出される回数も多い。
単なるライヴ映像というより、ライヴ・ドキュメンタリー的要素が多分にフィーチャーされている。





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ストーンズの演奏が良いのはもちろんだが、この映像作品をさらに素晴らしいものにしているのが、カメラワークの良さやミックスダウンなども含めた編集能力の高さではないだろうか。
そもそもストーンズというのは、ライヴバンドとしての絶対的な能力の高さと同時に、非常に編集というものに力を入れてきた歴史がある。
数あるブートレッグや公式のライヴ作品を比べればそれはすぐに分かる。
僕がリアルタイムで聴き、ストーンズにのめり込むきっかけとなった『刺青の男』という超名盤は、ファンの人ならご存知のように、没テイクを寄せ集めて編集した作品である。
このハイドパークライブでも実際のライブでは冒頭の「スタート・ミー・アップ」のリフをキースは見事にハズしている(その模様はYOUTUBE上で観ることが出来る)。
しかも驚くべきことに2日行われたハイドパークライヴなのに両日ともミスっているのだ、キースは。
だが見事に編集された音で『スィート・サマー・サン』には収録されている。
これまでのライヴ作品も当然いくつもの編集がなされている。
(このような編集作業はストーンズに限らず、ほとんどのアーティストが行っているもの)
しかし商品化にあたって編集作業が必要なライヴであるが、そこで放たれる生のグルーヴはストーンズにしか生み出せない珠玉のものであるのも事実。
その事実こそが、ストーンズはライヴバンド!、だといわれる所以である。
そしてライヴ作品は、実際のライヴとは別物として機能している。
地続きではあるけれど。

で、何が言いたいかというと、ストーンズの映像作品はいつも素晴らしく、今作はさらにそれを更新した傑作ライヴ映像作品になっているという事。
そして僕はこの作品を多くのロックファンの人に観てもらいたいのだ。
ストーンズが好きだという人にはもう絶対に!
ツアーの度に映像作品を発売しているので、もしかして、“今回はいいよ、いつもの曲ばかりだし”なんて思っているストーンズ・ファンの人がいるかもしれない。
でも、ちょっと待ってくれ~!
更新されてるんだよ、またしてもストーンズのカッコ良さが!!
手数はやや減り、腹も出て、頭も薄くなってるのは確かであるが、相変わらず素敵なキース。
すこぶる好調(89年以降では最高ではないだろうか)なロニー。
(このロニーの好調ぶりは、81~82年以来のツインギターの魅力の復活につながっている)
「ミッドナイト・ランブラー」でのミック・テイラーのギターは唸りをあげている。
チャーリーのビートは健在。
ミックついては言わずもがな(この人はほんと凄いな)。
昨年WOWOWで放送されたライヴと比べたら、正直雲泥の差となっているのも間違いない。
(今思えば、あの頃はまだリハビリ期)
来年にはツアー再開という噂があるので期待したいが、日本が最初ではなく、他の地域で慣らしてから来てほしいのが正直な気持ち。
せっかく温まった身体も、その頃にはいったんクールダウンしているだろうから。
多分キースなんかは特に。




なおこの『スウィート・サマー・サン』にはDVDやブルーレイ単体のものから、ライヴCDをセットにしたもの、LP付、さらにはTシャツ付の豪華限定盤など各種ありで、結構どれを購入するか迷うとこなんだが、音源に関しては以前にiTunesで販売されたものをダウンロード購入しているので僕は今回DVD単体を手に入れた。
LP&Tシャツ付には魅かれたけれど、お金が無いのであっさりと諦めたのはいうまでもない。

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しかしほんとうにこの『スウィート・サマー・サン』はいい。
繰り返しになるけど、カメラワークがいい。
一体何台のカメラ使ってるんだろう。
編集はストーンズの魅力を最大限引き出している。
かなりグッときた。
映し出される観客も皆とても楽しそう。
ライヴ行きたい度120%にされてしまったよ。

来日切望です!!

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この記事へのコメント

るーさ
2013年11月11日 08:59
まさに奇跡 
キースが復活してますね。ギター音が鋼のよう
まだ買ってないんですが洋版なら2000円で買えるので購入しますw
編集はCDアルバムと映像作品とでも違いを出したりするよね
FLASH POINTなんてのは気に入らなかったけど ずっとあとになって ポップにカテゴライズしたストーンズっでいったのかと納得しました
2013年11月12日 01:44
>るーささん

僕的にはロニーの復活が大きいかなと感じています。
なんにせよ素晴らしい映像作品に仕上がってると思います。

>編集はCDアルバムと映像作品とでも違いを出したりするよね

マニア心をくすぐるストーンズです。

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