憲法改正 ヨーコと名盤!.3

忘れ去られているだろうシリーズ、ヨーコと名盤!第3弾。
前回から半年ぐらい過ぎてますが、よろしくです。
僕自身は気に入ってるんです、このシリーズ。


ヨーコ:憲法改正ってどう思う?

名盤!:突然だなぁ

ヨーコ:昨日ニュースでやってたの観て、ちょっと気になっちゃって。

名盤!:それは96条のこと?

ヨーコ:まずはそこかな。

名盤!:自民党や維新の会は、憲法96条で定めた憲法改正のための要件が厳しすぎるって言ってる。現行の96条だと、衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成で、国会が発議し、国民投票で過半数の賛成を得ることで憲法改正が実現することになっている。その96条を改正し、国会の発議要件を3分の2以上から過半数に変更しようとしているのが自民党の案で、維新の会もその案に同調している。確かに条件としては厳しいとは思うな。

ヨーコ:でも通常の法律より憲法の改正の方が要件が厳しくなるのは、当たり前だと思うけど。

名盤!:他の国はどうなんだ?アメリカは戦後これまで6回の憲法改正を行ってるし、フランスは27回も。ドイツなんか59回にも及んでる。それに比べ日本はまだ一度も憲法改正が行われていない。これは要件の厳しさがあるのかもと思ってしまうけど。

ヨーコ:確かにそれらの国はこれまで何度も憲法改正を行ってきてるけど、それは要件の厳しさだけが問題ではないみたいよ。ヨーロッパだとEU加盟に際して改正しなくちゃならないこともあったようだし。

名盤!:でも日本ほど改正要件は厳しくないんだろ?

ヨーコ:実はちょっと調べてみたんだけど、結構微妙なのよね~。例えばアメリカの場合、上下両院の出席者の3分の2の賛成に加え、全米50州のうち4分の3以上の州議会で承認が必要。国民投票は必要ないんだけど、けして要件が緩いとは思えない。

名盤!:確かに。

ヨーコ:ドイツでは連邦議会、連邦参議院のそれぞれ3分の2以上の賛成が必要。フランスだと両院の過半数に加え、両院合同会議の5分の3以上の承認が必要。59回も憲法を改正しているドイツの場合だと、連邦議会、連邦参議院のそれぞれ3分の2以上の賛成が必要となっている。

名盤!:なるほど。でも、国民投票の必要はないんだね。

ヨーコ:そうなのよ。議会などを通過するにはそれなりのハードルは設けてるんだけど、国民が直接選択する場は与えられてないのよね。

名盤!:で、どうなの。ヨーコは96条改正に賛成?

ヨーコ:う~ん。。両院で3分の2以上の賛成の上、国民投票で過半数っていうのは厳しく設定されてると思うけど・・・・

名盤!:僕も正直迷う。どっちがいいんだろうって。でもね今はこの96条の改正には反対したいんだ。

ヨーコ:どうして?

名盤!:自民党の憲法改正草案見た?

ヨーコ:ちらっとね。9条しっかり改正されてるね。

名盤!:9条以上に問題の個所があるんだよ。自民党の人たちは人権というものをあまりに軽視しているんだ。そのうえ、権力者を縛るという近代憲法の視点が全くもって抜け落ちている。実は、かなり怒りに打ち震えているんだよ僕は。

ヨーコ:どういうこと?

名盤!:自民党がサイトで発表してる憲法改正草案が酷いんだよ。

ヨーコ:9条以外も?

名盤!:憲法改正というとすぐに9条の話になっちゃうけど、そこだけ見てちゃだめなんだ。もちろんそこも色々議論はあるけれど、僕は9条じゃないところがとても気になっている。

ヨーコ:何条の何が気に入らないの?聞いてあげるよ。

名盤!:聞いてあげるって・・・・

ヨーコ:さぁ早く言いなさいよっ。

名盤!:なんかテンションが下がってきた。。

ヨーコ:ごめん、ごめん。ちゃんと聞くわよ。だから早く話して。


名盤!: ・・・・。   13条。13条が気になるんだ。今の憲法だと13条では、
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
、となっているんだが、自民党の憲法草案だと、
全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。
 になっているんだ。

ヨーコ:ほとんど同じに思えるけど。これ問題なの?

名盤!:公共の福祉に反しない限り、というのが、公益及び公の秩序に反しない限り、になってるだろ。

ヨーコ:それは分かるけど、意味はほとんど一緒に思えるんだけど。

名盤!:それが大きく違うんだよ。

ヨーコ:そもそも、公共の福祉ってどういうこと?何を意味しているの?

名盤!:いい質問。公共の福祉、についてはいくつかの解釈があるんだけど、現在通説とされているのが、
①公共の福祉とは人権相互の矛盾・衝突を調整するための実質的公平の原理である。
②この意味での公共の福祉は、憲法規定にかかわらずすべての人権に論理必然的に内在している。
③この原理は、自由権を各人に公平に保障するための制約を根拠づける場合には、必要最小限度の規制のみを認め(自由国家的公共の福祉)、社会権を実質的に保障するために自由権の規制を根拠づける場合には、必要な度の規制を認めるもの(社会国家的公共の福祉)としてはたらく。
なんだ。(平成15年6月衆議院憲法調査会事務局の資料より)
分かりやすく言うと、ある人が人権に基づいて何かの権利を行使する際に、他の人の人権を侵すことになる場合に調整機能として働くのが公共の福祉ということの意味になるわけ。
だからそれが、“公益及び公の秩序”に変わっちゃうと、あまりに適用範囲が広くなりすぎる危険があるし、広くすることを可能にしてしまうんだ。それに実質、“公益及び公益の秩序”の基準は時の政権が決めることになるんだよ。こんな恐ろしいことはない!

ヨーコ:確かに危険性は増えるはね。だけどこれくらいの変更で、あなたが心配してるような前時代的な用いられ方がするかしら?いまは21世紀よ。

名盤!:これくらい、じゃない!ちょっとしたこの変化が大きな変化を可能にしているんだ。もちろん可能性でしかないけど、可能にする必要がある?13条が現行のままで問題があると考えるのは、僕が心配するような変化を望む人以外は考えられない。変えたがるには、変えたがる理由があるんだよ。理由がないなら変える必要はない。そう思わない?

ヨーコ:今日、ずいぶん怒ってるね。

名盤!:エキサイトしてきた。

ヨーコ:でも言いたいことは分かったわ。確かにそうね、13条に関しては今のままでいいと私も思う。でも頭が疲れたから、この話はまた今度。何か食べに行こうよ!お腹空いて脳に血液がまわんないよ。


名盤!:・・・・分かった。僕もお腹空いたよ。続きはまた今度ゆっくり。

ヨーコ:何食べる?

名盤!:寿司!

ヨーコ:え~!?

名盤!:嫌なの?

ヨーコ:嫌じゃないけど、気分はイタリアン。

名盤!:嫌なんじゃん。

ヨーコ:嫌じゃないけど、イタリアンがいいな~、と思って。

名盤!:じゃ、イタリアンでいいよ。

ヨーコ:ナポリタン、とかダメだよ。

名盤!:僕もナポリタンは嫌です。

ヨーコ:イカスミのパスタなんかどう?

名盤!:イカスミならリゾットがいいな。

ヨーコ:どっちにしても歯が真っ黒だね。

名盤!:明日のウンコもね。

ヨーコ:・・・・


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