アル・クーパー

この夏、アル・クーパーが何と30年ぶりとなるオリジナル・ソロアルバム『ブラック・コーヒー』を出した。
実は’82年にもアルバムを出しているのだが、どうやらアル・クーパー自身はそれをセッション・アルバムとして認識しているようだ。
僕はこれまでアル・クーパーの名前はよく知っていたものの、アルバムをじっくり聴いたことがなかった。
ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」でハモンドを弾いてることや、名盤としてよく紹介されているアルバムを何枚も発表しているということはもちろん知っていたし、ストーンズのレコーディングに参加していることも当然知っていた。
しかし、今まで素通りし続けてきた。
今回もたまたまCDショップの試聴機に入っていたので、何気に聴いてみただけで、それほど強い興味があったわけではなかった。
そしたら、聴いてみてびっくり。
無茶苦茶良い。
声とサザン・ロック/ソウルを基調とする音が、レオン・ラッセルを思わせる。
とうに50歳を超えているであろうに、こんな優れたアルバムを創るのである。
音楽は年齢でするものではないのだ。
ストーンズの新作にも驚かされたが、このアル・クーパーの新作もかなりもの。
アメリカ南部の大人のロックをお探しの方は、ぜひお試しあれ。
Black Coffee
Black Coffee
この記事へのコメント
アル・クーパーの新譜についての記事を見つけて早速、コメント、トラックバックさせていただきました。
アルバムタイトルからしてもそうですが、聴いていて落ち着きます。
過去の作品も聴き直してみようかな、そんな気持ちになりました。
僕も過去の作品を聴き直してみたくなりました。
実は、あんまり詳しくないのですよ、アル・クーパーについては。
とは言ってもひとまず!? 手元に数枚はあるかもしれませんが…。
僕も、ブラッド・スウェット&ティアーズ(このバンドにいましたよね、この人?)のCDなら、持ってるはずなんですが、見つかりません。
聴きたいのに見つからないこと、よくあります。
悲しい。。
コメトラありがとう!
こんな新作あったんすね。
なんか、ジャケ見たことあります。。。
今更ですが、聴いてみます!
アマ辺りで叩き売りしてないかなぁ~
と、かすかな期待を抱いております。
STONESにも参加してましたっけ?(すっかりしらんかったかも・・・)
このアルバムのライナーノーツはなんとアンドリュー・オールダムです。
また、アルですが、ストーンズでは「無情の世界」に参加してるようです。