渋谷系

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昨日スカパー観てたら、渋谷系特集というのをやっていた。渋谷系全盛時は、なんか好きになれなかった渋谷系だが、昨日観てると結構楽しめた。時に口ずさみながら二時間観続けてしまった。渋谷系といっても、そこから派生したものも含め、かなり拡大解釈した選曲ではあった。だが実際、当時の渋谷系の影響力は凄かったと思う。ミスチルだって当初は、渋谷系のヴィジュアルコンセプトで売り出されていた。

渋谷系と言ってまず思い浮かぶのは、フリッパーズ・ギター。
ドラマ主題歌となった「恋とマシンガン」のヒットで一躍メジャーな存在になったのだが、あの曲のチャラチャラした軽さが嫌いだった。“かわいいー”っていわれる音楽なんか聴きたくないと思っていた。
遅まきながら彼らの偉大さに気付いたのは、最後のオリジナル・アルバムとなった『ヘッド博士の世界塔』を聴いたときだった。サンプリングの手法を目いっぱい使ったこのアルバム、サンプリング自体を認めない人には論外だろうが、このアルバムのセンスの良さには驚いた。それに加え、他のアーティストが音楽リスナーとしてのセンスの良さを競うかのような作品を量産する中、フリッパーズ・ギターだけはその批評性において群を抜いていた。
この作品は“かわいいー”ではなく、“かっこいいー”だったのだ。

その他には、オリジナル・ラヴやピチカート・ファイブなども有名だが、僕が当時好きだったのは、ラヴ・タンバリンズ。渋谷系を象徴するレーベルというイメージを持つ、CRUE-Lというインディレーベルから作品を発表していた、女性ヴォーカルのELLIEを中心とするグループ。彼女のソウルフルなヴォーカルがとても素敵だった。そのヴォーカルの熱さは、渋谷系の中では異才を放っていた。
しかし観にいったライヴで突然解散を表明した時は驚いた。だが、ライヴを観て感じた、他のメンバーのパフォーマンスの物足りなさからは、それも納得できた。いろんな意味で、ちょっと悲しかったけど。

渋谷系の情報発信地として超重要拠点だった、渋谷のHMVに初めて行った時に感じた東京感は妙に心地良かった。あの時もし僕が10代だったら、東京で暮らそうと思っただろう。
渋谷系は、東京以外の人にとっての、東京幻想の最強のBGMだったと思う。
Viva渋谷系。

ヘッド博士の世界塔
ヘッド博士の世界塔

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この記事へのコメント

カナ
2005年06月10日 01:30
こんばんわ。
わたしも地方なので、そのおしゃれっぽい売り出し方とかに反発して、「渋谷系?ケッ」というようなタイプだったんですけど、フリッパーズ聴いてめからうろこが落ちました。(かといって他の渋谷系と呼ばれる音楽が皆好きになったわけではないですが。)
フリッパーズの2人が本領発揮するのは、それぞれがソロになってからだと思いますが、特に小沢の初期のアルバムとシングル群はわたしの第2の青春時代と重なって今でもかけがえの無いものになってます。
2005年06月10日 12:39
>カナさん、こんにちは。
小沢健二の1stアルバムは、今もよく聴きます。特に大好きなのが「天使たちのシーン」。僕はこの曲を一生聴き続けると思います。

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