PUSHIM

ジャパニーズ・レゲエシーンを代表するPUSHIM(プシン)だが、レゲエファン以外にとってはまだそれほど認知されていない。しかし彼女の素晴らしい才能を、レゲエファンだけのものにしておくのは、もったいない話しだ。ここは、ぜひとも全音楽ファンに彼女の音楽を感じてもらいたい。
今回紹介する、彼女のデビューアルバム『SAY GREETINGS!』は、それほどレゲエテイストが強くは出ていない。これは、アルバム発売時(2000年3月)の音楽シーンでは女性R&Bシンガーが注目を集めていたことから、レコード会社の戦略によりそうなったのではないかと、僕は思っている。といっても、別にR&Bぽい内容ではない。ただ、レゲエアルバムと言うよりは、ヴォーカルアルバムという感じの内容になっている。それゆえに、彼女のヴォーカリストとしての表現力の素晴らしさが、一段と強烈に伝わってくる。思わず感動してしまうくらいに。特別歌が上手いってわけでもないし、無茶苦茶凄い声の持ち主でもないのにである。“表現力”がずば抜けているということなんだろう。もちろん、ソングライターとしての実力も素晴らしいのだが。
MISIAが好き、という人なんかはぜひともこのアルバムを聴いてみて欲しい。グッとくるはずです。
日本の、女性ヴォーカルアルバムの大傑作!
Say Greetings
Say Greetings
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