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zoom RSS 増井修 『ロッキング・オン天国』

<<   作成日時 : 2016/05/22 17:31   >>

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洋楽の音楽雑誌を読むようになったのは高校生くらいの頃からだったと思う。
立ち読みじゃなく実際に買うのは、ローリング・ストーンズなど大好きなアーティストが取り上げられてる時だけだった。
当時(80年前半)最もメジャーだった洋楽雑誌はミュージック・ライフ。
よりミーハーなのが音楽専科で、スノッブな感じを醸し出していたのがミュージック・マガジン、やたら理屈っぽくて意味がよく分からないのがロッキングオンだった(少なくとも当時の僕には)。
その後大学生くらいになるとロッキングオンを買う機会が増えていった。
好きなアーティストを取り上げていることが多くなってきたから。
つまり僕の好みが、ミュージック・ライフ的なものから、ロッキングオン的なものへと変化していったということだ。
ラジオで渋谷陽一(ロッキングオン社社長)の番組をよく聞いていたことも大きいと思う。
彼ののラジオ番組がきっかけで好きになったアーティストは多い。
ただやはりロッキングオンは相変わらず小難しかった。
楽に楽しめる記事があまりなかったのだ。

今も時々ロッキングオンは買うけどしばらく前までは毎月のように買っていた。
正直惰性な部分もあった。

ロッキングオンを読んでいて一番面白かったのは90年代半ば。
その時の編集長は、渋谷陽一からその座を引き継いだ2代目編集長の、増井修だった。
彼の時代になってから、渋谷陽一時代とは大きく誌面が変わった。
マンガが(4コマのようなものだけど)いくつか載りだしたのもこの頃からだった(渋谷陽一時代も、『陽一さんのもしもし編集室』(作:佐々木容子)なんてのはあったけど。結構好きでした、これも)。
西原理恵子の4コマなんてかなり面白かった!

しかし1997年『ロッキング・オン』そして自ら創刊した?『BUZZ』の編集長を辞めた後、増井修はロッキング・オン社を解雇されるのである。
その後裁判を行い、解雇は撤回された模様であるが、その詳細はよく知られていないままだ。
増井修が編集長を務めていた時の『BUZZ』は、編集人のみならず、発行人も増井修になっていた。
通常ロッキング・オン社から出ている書物は全て、発行人は渋谷陽一になっているのだが。。

その後、『WHAT's IN? ES』のスーパーバイザーや、『TONE』編集長を務めた後、一般には知られぬ存在となっていた。
どうしてんだろう、今?
なんて思ってたのは僕だけじゃなかったはず。
そしたら突然こんな本が発売されたのだ。
その名も『ロッキング・オン天国』!
なんじゃ、このタイトルは!?
あざといというか、何というか。
もちろん飛びついて買ってしまった僕だが、そんな人、結構いるんじゃないだろうか。

ロッキング・オン天国ロッキング・オン天国
増井修

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ちなみにロッキングオンは増井修以降編集長が、
宮嵜広司、山崎洋一郎、粉川しの、山崎洋一郎と続く。

増井修時代がイチバン面白かったのは、上述のマンガと各編集者のキャラクター化が理由だと思っている。
今は編集者のキャラは薄いし、外部ライターによる記事も多いので、個性があまり感じられない。
しかしこれは、ロッキングオンが良くも悪くも洋楽ロックにおける音楽雑誌として王者の位置にいるから仕方ないんだろうなとも思う。
そしてそれは、ロッキングオンが勝ち続けたというより、他が負けていったということなんだろうとも思う。
付け加えるなら、渋谷陽一は経営者としてとても優秀な人だということなんだろう。

画像















個人的には今いる編集者ではというか、この人はイギリス特派員だけど、児島由紀子が僕は好き。
この本の中でも、彼女のことが書かれているが、売り込みに来たんだね、この人。
他の出版社では断られていたらしいが、今も渋谷陽一のラジオ番組でロンドン情報を届けてくれるが、確かにあの話し方は、かなり個性的な人であることを想像させる。

画像
















ロッキング・オンは、渋谷陽一という強烈な個性(20年以上前に学際で見たのと、数年前にライヴ会場で見かけたことがあるが、ちょっと変な個性を醸し出していた)が引っ張ってきた会社だと思うし、それは今も続いているんだと思う。
そんなロッキングオンも、当初はカウンターであったが今では立派な王道となっている。
しかも悲しいかな、ロッキングオンを打ち倒そうとするカウンターがいない現状。
この状況はとても不健全だと思う。
もちろんこれは、ロッキングオンのせいではないんだけど。
自民党は嫌いだけど、他に投票する党がないという感じと似ているな、と即座に思ってしまった。
僕は今もロッキングオンという会社は好きだし(もちろん、不満はいっぱいあるけど)、変わらず渋谷陽一の大ファンであります。

でも、やはりそうは言っても、『ロッキング・オン』という雑誌は増井修が編集長をしている時代がイチバン面白かった!!


それにしても増井修が世に復活するタイミングでストーン・ローゼズが新曲を出し、また増井修が編集長時代にローゼズの来日公演がジョンの骨折により中止になった時のように、今年の来日公演も、今度はレニの骨折により来日が中止されるというこの巡りあわせ、
なんだかな〜
と思わずにはいられないです、はい。








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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
私は渋谷、松村、橘川、岩谷の創刊メンバーが好きで、よく読んでいました。天才少年の四本淑三もいましたね。
増井といえばストーン・ローゼズ。
もの凄く盛り上がっていたから、デビュー作買ったら、輸入盤にはエレファント・ストーンもフールズ・ゴールドも入っていないし、その頃HippHoppにはまっていた私には物足りなくて、あれれ?と思ったものでした。
ジャム
2016/05/25 08:46
ジャムさん

えっ!?「エレファント・ストーン」入ってないんですか??
「フールズ・ゴールド」は1stの後のシングルでしたからね。その後に出た「ワン・ラブ」も好きです。
今度の新曲はその頃(1stと2ndの間)の感じでとても良いなと思っています。
名盤!
2016/05/26 23:34
こんばんは、JTです。

面白そうな本ですね。
私も70年代末期からちょくちょくロッキングオン、買っていました。結構、渋谷陽一さんの影響受けてるかな。

渋谷陽一さんのトークライブも行ったことがあります。二時間、曲もかけず、休憩も取らずずーっと喋っていました。未だに(多分ギャラも安い)NHKのラジオ番組を持っていることは、喋る事が好きなんですね。

>児島由紀子が僕は好き。

児島さんもおっしゃっていますが、本人結構ミーハーなんですよね。そこがいいんですね。
JT
2016/05/28 22:18
JTさん

どうも、こんにちは。
なかなか面白いですよこの本。
構成的には凄いラフな作りだな〜、と思ったりはしますが。
確かに児島さんミーハーですよね、ラジオでの喋りとかきいてるとすぐに分かります。
そこがまたいいんですよね。
名盤!
2016/05/29 13:08
ネットが出てくるまでのお付き合いでしたね
やっぱり英語wikiやbandcamp漁る方が楽しいです
無理に合わないものを追いかける必要もなくなりましたし

今も聴いてるバンドまとめてみました
UK
http://shinshu.fm/MHz/64.90/archives/0000505104.html

US
http://shinshu.fm/MHz/64.90/archives/0000505108.html

ボス、ニールヤング、ゼムクル、エイジア、ローゼス以外で気になってるのあります?
akakad
URL
2016/06/05 21:07
akakadさん

ついに僕も年老いてきたのか、最近は新しいアーティストにあまりときめかなくなってきました。。
トラヴィスはまぁまぁ好きですよ。
名盤!
2016/06/07 22:13
そこで挙げたので1番新しいBRMCもNine Black Alpsも約15年でその他は20〜40年選手で割と古いのばっかです
akaakd
URL
2016/06/09 19:08
akakadさん

はい、ほとんどのアーティストはチラッとだけのも含めると聴いたことあります。
僕は基本的にはブラック・ミュージックの流れを汲むものか、土臭いアメリカンミュージックが好きなんですよね〜。
名盤!
2016/06/10 23:53
BRMCは3rdアルバムでかなりボブ・ディランの影響を感じられます
April Wineもマイク・ストーンが関わった80年代以外なら土臭さはもちろんあります
Nine Black Alpsは1stアルバムでUSオルタナやBeckの1stを手掛けたロブ・シュナッフがプロデューサーでアメリカで録音してます
あとManfred Mann's Earth Bandの黒人ボーカルはどんなもんでしょうか
akakad
URL
2016/06/13 19:28
akakadさん

Manfred Mann's Earth Bandの黒人ボーカルですが、僕的にはあまり好みではないです。
理由を言葉で説明はできないですが、僕のタイプのヴォーカルではないんですよね。
名盤!
2016/06/14 22:40
となるとB.B.キング、バディ・ガイ、フレディ・キングみたいなパワフルなブルース系は苦手ですかね
オーティス・レディングやウィルソン・ピケットあたりがボーダーラインでしょうか
akakad
URL
2016/06/15 23:17
akakadさん

ブルースギターが基本好きです。
なのでオーティスやウィルソン・ピケットはあまり聴きません。
名盤!
2016/06/16 20:51

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